子どもに「理不尽な講師」と思われないために徹底していること(8/2)

皆様こんにちは。

河野塾塾長の河野ゆうじです。

 

さて、皆様は親や先生、上司から「理不尽な叱り方」をされたと感じたことがあるでしょうか?また、成人の皆様はお子様や後輩、部下から「理不尽な叱り方」をされていると感じられてはいないでしょうか?

殆どの方が心当たりがあるのではないかと思います。そして、ただ子どもだから理解できなかったという場合ばかりではなく、叱り方の方に問題があったケースも多いと私は考えています。

私も経験が浅いうちは叱り方が下手で、生徒に嫌な思いをさせたと思います。「あの先生に怒られるのが嫌だ」と辞めてしまった生徒もたくさんいました。しかし、ここ数年は叱り方を意識している結果、そういった理由で辞めてしまう生徒はゼロになったと思っています。(他の理由で辞めてしまった方の中に実は叱り方が原因のケースもあるかもしれませんが...)

 

では、私が考える理不尽だと思われないためのポイントを紹介します。

 

①叱る理由に一貫性を持たせる

最も重要なことはこれです。皆様は、同じようなケースでもその日の機嫌・体調で叱るかどうかを変えてはいませんか?

私は、「宿題をしていない(正当な理由なく)」「ケアレスミス」「重要なことに関する嘘」の3つ以外では生徒を叱らないように気をつけています。これに関しては項目はこの通りでなくても構いません。重要なのは、「叱ったり叱らなかったりする項目」が全く無いことです。

例え非常にキツく叱るとしても、「これをしたら(しなかったら)叱られる」というのがはっきりしていれば安心でき、覚悟ができるので、叱られていることに対して、自分が悪いと考えられるようになっていきます。また、叱られないように行動していくことができます。

逆に、様々な項目について「叱ったり叱らなかったりする」と、何故叱られているかが理解できなくなりやすく、理解できないことに対しては「理不尽だ」「自分は悪くない」と考えてしまいやすいのです。

 

②感情的にならない

ご自身のお子様に対しては難しいことかもしれませんが、感情的に叱る(私はこれを「怒る」と表現していますが)と、叱られている理由や内容が伝わりません。結果、「理不尽だ」と捉えられてしまいます。

ここでしっかりと分けてほしいのが、「感情的になる」のがいけないのであって、「声を荒げる」のは場合によっては効果的です。基本的には叱られることは嫌なことであるべきなので、ご自身のキャラクターや相手との関係によって声のトーンを上手くコントロールしましょう(特に伝えたいことのみを大声で言うのは効果的な場面が多いと思います)。ただし、声のトーンに引っ張られて、いつの間にか感情的になっていた、なんてことにならないように気をつけてください。

 

以上です。特に②に関しては相手を大切に思うほど難しいかと思いますが、感情のコントロールができるようになれば叱る場面以外でも非常に有効なので、意識的に身につけてみてください。

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