子どもの将来を左右する"褒め方"の科学(8/3)

皆様こんにちは。

河野塾塾長の河野ゆうじです。

 

前回は叱り方についてお話しましたが、今回は褒め方についてです。もはや最近とは言えないほどの期間、「褒めて伸ばす」教育が流行っていますね。同時に「叱らない」教育というのも度々聞きます。

後者については、私は完全に否定しておりますが(詳しくは前回の記事参照)、前者についても、間違った褒め方をしてお子様のやる気を奪ってしまう方が非常に多いようです。

では、具体的に何がダメなのか?どう褒めればよいのか?紹介していきます。

 

①成果を褒めるのはNG!!

絶対にやってはいけないのがこれです。多くの方が最初に陥る失敗で、未だにこれが正しいと思っている方が非常に多いようです。

特に、子どもが成果ばかりを褒められると、「結果が出せればそれでいい」と考え、簡単に結果が出るうちは努力をしなくなってしまいます。そして、徐々に勉強が難しくなってくるころには努力の習慣が完全に無くなってしまい、成果があがらなくなってしまいます。そして、結果しか褒めない保護者様なら、この時点で子どもを褒められなくなってしまい、更にやる気を失わせるという悪循環に陥ってしまうのです。

これだけで済めばまだ良い方で、最悪のケースでは努力せずに結果だけを得ようと、カンニングなどを始めてしまう場合もあります。

 

②課程を褒めて、努力を当たり前にしましょう。

①で分かるように、努力する子どもにするためには、努力そのものを褒めるべきなのです。これはお子様の年齢が低いほど大きな効果を発揮しますが、学年が上がった後でも充分に効果を期待できます。

親や信頼する先生から自分の努力を褒められるのは殆どの子どもにとって非常に嬉しいことで、「次も頑張ろう」と考えるに充分な動機となります。

そうして長期的に努力する習慣を付けてしまえば、そこから努力をやめてしまう方が難しいのです(以前紹介したように、人間は変化を非常に嫌います)。親や先生の言葉を素直に聞きにくい年頃になっても、習慣化した努力が成績を維持してくれるでしょう。

 

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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